寝ている妹にキスをした☆
~~♪~~♪~♪
「はい」
雛が電話に出た。しかし、その携帯のディスプレイには……、
男の名前。
「あははっバカだね~」
俺には入り込めない会話。
雛の人間関係。
俺が知らなくて当たり前なのに……。
俺の知らないところで、雛が……男と話してる。
……それがたまらなく嫌だ。
「じゃあね~ばいばい☆」
電話を切った車内では、静かすぎる程の沈黙が訪れた。
雛が俺の方を見る。
……目が合った。
「……どうしたの?」
「別に」
嫉妬で雛に冷たい態度をとってしまう…。
「別に、って……
陸、変だよ?どうしたのよ」