先生、好きです。
キズ


「あの子、怖いよね。話かけても、無視だし……」


陰口か何だか知んねーけど、聞こえてんだけど。


あたしは、そう思って喋っている女の子グループを見る。


「やだー、睨まれちゃったよ。」


女の子たちは、そう言って、教室を出て行った。


あたし、佐伯麻衣。
高校1年生。年は15。

高校入って早、2ヶ月。もう、学校にも慣れたみたいな。


友達。そんなの、居ねーよ。
てか、欲しくねぇーし。

< 1 / 43 >

この作品をシェア

pagetop