先生、好きです。
「智ちゃん、待った??」
オーダーが終わり、ゆっくりしている時に、栞(シオリ)が来た。
神崎栞(カンザキ)。彼女の名前。
「いや、今来た所。」
「本当??なら、よかった。」
そう言いながら、栞は俺の隣に座った。
「マスター、智ちゃんが頼んだのと同じやつを。」
「かしこまりました。」
「智ちゃんに会うの、久しぶりだね。」
「そうだな。先週、俺の出張があって会えなかったんだよな。」