先生、好きです。


家に着き、栞を部屋にあげる。


「あっ、また部屋を汚くしてる。」


そう言いながら、栞は部屋の中にある、ゴミをゴミ箱に捨てていく。


栞は俺の部屋に来たら必ず、俺の部屋を片付けていく。


潔癖症みたいだ。



「キレイになった。」


一通り片付けて、満足そうに栞は、呟いた。


「いつも、ありがとな。」



「あたしの、役目だからいいよ。」


俺は、顔を近付ける。栞は、自然と目を閉じる。



キスをしながら、ベッドになだれ込み、そのまんま、俺と栞は1つになった。


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