初恋彼女
「おい、祐真、おいおいっ~モテモテだなぁ」
そういち早く気づいたのは翔哉だった
翔哉はどちらかというと顔さえよければ女は何でもいいタイプで
男の俺から見ても翔哉は顔立ちも綺麗だし、明るくてモテる。
「どーすんの?OKすんの?村内結構人気あるじゃん」
「断るにきまってんだろ」
俺は即答する
俺は今は付き合うとかどうでもいいんだ
ただサッカーしたいだけなんだ
というか
俺はまだ女を本気ですきになったことはない
別に女友達がいないわけじゃないし
女子と全く喋らないわけでもない
でも
すべて恋愛対象には入らなくて
というかサッカーに支障がでるのならば
恋愛なんて邪魔だった
先輩に出会うまでは。
「もったいねーの」
そう翔哉は下がった口調でいった
「祐真って好きな女とかいねぇの?」
「いない」
俺が即答すると
「・・もしかして祐真くん、まだ初恋もまだですかぁ~」
俺がびくっとなる
すみませんそうです図星です
「祐真モテてんのに以外と純粋だなぁ。まあ祐真は一途っぽいしな、まだまだ中身はおこちゃまだしな。」
「翔哉、お前うるさい」