◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



横山は自分の部屋にあたしを運びベッドに寝かせてくれた。


「水、飲むか?」

横山はあたしを見下げてニカっと笑う。


「う、うん…。」

横山はゆっくりとあたしの顔に近付き唇を重ねた。


唇の隙間から生暖かいものが入ってきた。


んん?
ゴクリ…。


唇を離す横山は、

「美味しい?」


そう言いながらあたしの髪を撫でる。



< 102 / 232 >

この作品をシェア

pagetop