◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆
研修最終日
…研修二日目…
あたしは結局、横山の部屋で眠ってしまった。
あたしの体に抱き付く状態の横山の顔が近過ぎて、ドキンと高鳴る。
綺麗な顔…。
ゆっくりと横山の頬に手を当てる。
パチっと目を開けた横山はあたしの手を握っている。
ひゃぁ~!
お、起きてたの?
焦るあたしは横山から目を逸らそうと必死。
そんなあたしを意地悪な笑みで見詰めていた。