◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



ゆっくりと離れていく横山の顔。


恥ずかしさやの余り、横山から目を逸らす。


あたしの顎を持ち、上へと向かされる。


「用意出来たら行くから。」


横山の優しい声があたしの鼓膜に響く。


「う、うん…。」

やっぱり横山には年下の様に扱われる。


あたしは上司だっての!!


何かいつも調子狂っちゃうよ…。


でも、そんな横山の態度、嫌いじゃないの…。



< 124 / 232 >

この作品をシェア

pagetop