◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



その一言であたしはパーと心が晴れた。


ここはあたし専用なんだ…。


心地よいいつもの洋楽にシートに身を預けているあたし。


隣りには運転する様が絵になる横山。


ゆっくり夜の闇を進む車。


初めて出会った時の様に、あたしは横山を微かに求めていた…。


ふしだらだけど、こいつの胸で安らぎたいと思っている。


好きなんだもん…。



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