◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



「気になるんだ!朱莉は素直じゃねぇな~。」


ドアの前に立つ横山は鍵を開けながらそう言った。


何よ~!
さっきから余裕な顔しちゃってさ!

あたしの焦る姿を見て楽しんでるの?


性格悪いっつうの~~!


横山に促されてリビングのソファに座る。


冷蔵庫からまたもやビールを持って来て、ニコニコしている。


「呑むだろ?はい!」



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