◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



ふて腐れてプイっとそっぽ向くと、

「ごめんごめん!やり過ぎた。」


笑う横山の声をあたしは無視を続けた。


「膨れてないで!」


あたしの機嫌を取る横山をチラッと見る。


「そんなに真っ赤になって。随分、俺に惚れ込んだな!ハッハッハッ」

ハッハッハッじゃないわよっ!


笑うなっつうの~。


あたしがどれだけ勇気いったと思ってんのよ~。



< 166 / 232 >

この作品をシェア

pagetop