◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



暫くして滝井さんが会社から出て来ると、待っていた横山とあたしを見た。


「どう言う事?」

ムッとした滝井さんに横山は、


「場所変えて、話しよ?」


そして三人で向かったのは、あのバー。


重いドアを開けてカウンターへと進んだ。


「話って?」


怖い顔の滝井さんは、あたしの顔を見詰めた。


「俺さぁ、滝井さんには悪いんだけど…、」



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