◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



来週には、このデスクに座る事も無く…斜め前に横山が居る訳でもない。


暗い気分のまま、定時に仕事を終えたあたしは更衣室に向かった。


はぁ…。


横山…。


あたし、あんたと離れたくないよ。

更衣室に着くと、着替えをしている滝井さんが居た。

「滝井さん…。」

「野田さん?どうしたの?顔色、悪いわよ?」


「そうかな?」



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