◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



「外出よう?」


ゆっくりと体を離した横山はあたしに微笑んだ。


「…うん。」


促されるままあたしは車から出ると…。


そこは、初めて出会ったあの日に来た夜景が広がっていた。


「あれから来てなかったから。もう一度、朱莉と来たくてさぁ!」


綺麗…。


あたしの涙は止どまる事を知らない。


綺麗な夜景も涙で滲んで台無しだ…。



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