◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



「おはよ!今日が最後だって?」


髪を掻き揚げる色っぽい滝井さん。

「そうなの!」


「あたしも送別会行くわね。」


「ありがとう。寂しくなっちゃうなぁ…。滝井さんと会えないなんて!」


「心にもない事を!!」


「ホントだって!」


「わかってるわよ!冗談。じゃ、送別会でね…。」


煙草を消した滝井さんは、オフィスへと向かって行った。



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