◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



「朱莉、飲み過ぎだよ。」


呆れた声であたしを見詰める横山は寂しそうな瞳だった。


「注がれたら呑まなきゃ悪いじゃん!」


「だよな!仕方ないか!」


横山の瞳を気にしつつ、あたし達は帰って行った。


勿論、横山のマンション!!


それも、後二日でさよならしなきゃイケないマンション…。


もう既に、本社近くのマンションを会社が探してくれている。



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