◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



来るはずの無い彼氏を一人、バーのカウンターで待っていた。


彼氏には数日前に、


“好きな人が出来たから別れてくれ”


一方的に電話を切られてしまい、あたしはもう一度、彼氏と話がしたかった。


呼び出したバーには2時間たっても彼氏は現れず、一人であたしは飲んでいた。


傷心だけに、お酒が進む。


その時、隣りに座っていたのがあの男。



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