◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



着替えを済ませたあたしは会社を出ようとした時。


グイッ!


誰かに腕を掴まれている。


振り向いたあたしが見たのは…。


真剣な顔であたしを見下ろす横山の姿。


その瞳にドキッとした。


「何?」


「ちょっと来いよ!」


あたしの腕をグイグイ引っ張り連れて来られたのは横山の車。


一体何なのよ!
痛いってば!!



< 34 / 232 >

この作品をシェア

pagetop