◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆


それでもあたしの目線は外の景色。

「このままでも話せるじゃん!」


「顔がみたい…。」


ドクン…。


あたしは横山の言葉に胸の鼓動が早くなった。


傷心のあたしに、数々の甘い囁き。

ダメだ…。


あたし、なぜこいつにこんなドキドキしてんのよ!


こいつは人の弱味に漬け込むタラシ部下!!


あたし、バカだよ!!



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