◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



二人の甘い吐息が静かなオフィスに重なる。


ゆっくり離れた唇。


「場所変えようか…。」


と、不気味な笑みの後、横山によってあたしは会社を後にする。


こんなのヤダ…。
平凡なOLライフを返して…。


そんな願いも虚しくあたしは横山の車の中。


なんでこうなるよ!!


車が向かったのはやっぱり横山のマンション…。


帰りた~い!!



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