◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



「可愛い…。」


横山はあたしの頬に手を添える。


ひゃぁ。


ビクンと反応するあたしを優しい眼差しで見下ろす。

可愛いなんて言われたのはいつ振りだろ…。


異常なくらいに心臓はバクバク加速していく。


「いただきます…。」


耳元で囁く横山の声にあたしの体はスイッチが入る。

さっきのビールでほろ酔い状況。



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