◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



スースー、と横山の寝息が規則正しく聞こえていた。

ほっとこ!
まだ二時間は新幹線の中だし。


そう思った時、あたしの肩が急に重たくなった。


横山の頭があたしの肩に乗っている。


退す所かあたしはその寝顔に見入ってしまう…。


綺麗な肌…。


整った顔…。


ドキッとしたのは言うまでもない。

暫くこの状態でいようかな…。



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