◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



あたしの肩を借りてスヤスヤと眠る横山が可愛い。


母性本能をくすぐられる…。


密着している体と体にドキドキと心臓の鼓動が早くなる。


柔らかい横山の寝顔を見てあたしも少し眠ってしまった。


「横山!起きて! 降りるわよ…。」

横山はあたしの肩に頭を乗せたまま、


「へ?もう?」


「いつまで寝てんのよ!」


横山の頭があたしの肩からスっと無くなる。



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