◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



「…っん…。」


今までに無いくらいに激しいキスをする横山に戸惑うばかりで…。


壁に体を押しつけられ身動きが取れない。


あたしの中に入って来た横山の舌があたしを狂わす。

ぽーっと頭が真っ白のあたしは全身の力が抜けてゆくのがわかる。


パッといきなり唇が離れたと思うと、


「今の男、良いと思ったのか…?」

寂しげな表情をあたしに向けた。



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