◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



声のする方へ顔を向けると、そこには怠そうに突っ立ている横山が居た。


横山?
なぜあんだが、そんな事言うのよ?

ジッと彼を睨む横山の姿に、ムカッとしたあたしは、

「関係ないじゃん!」


そう言ってやった。


なのに、


「俺の女に手出してんじゃねーよ?」


彼を挑発している横山。


へ?
今、何て?
女?誰のよ?


いつ、あたしが横山の女になったんだよ??



< 95 / 232 >

この作品をシェア

pagetop