◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



それから、あたしはトイレに行きラウンジまで戻って来た。


「じゃ、行こうか?」


彼があたしの肩に腕を回し、どこかへ連れて行こうとする。


「ちょ…と。どこ行くんですか?」

「トボけちゃって。」


「へ?」


フラつくあたしをあれよあれよと連れて来られたのは…。


部屋の前。


ここ!もしかして…彼の部屋???

やだぁ!
あたし、そんなつもりじゃないのに!



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