◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



「あたし…、そんなつもりない!!」


彼を精一杯、突き飛ばし走って逃げるけど…。


酔っ払っているせいで上手く走れない。


グイッと掴まれた腕。


捕まっちゃった…。


「そんなつもりない?何言ってんの?その気にさせたのは野田さんだよね?」


彼の目が怖い!!

ヤダヤダ…。
さっきの彼じゃない!


紳士的な所なんて消えてしまって…。


狼だよ~。



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