PRINCESS☆STORY


「…………はあ……」



そんなプリンセスの教育を一身
に受け持つスーザンは、今度こ
そ盛大な溜め息をついた。


こんな事がしょっちゅうあるに
も関わらず、このお転婆プリン
セスの事が嫌にならないのは、

"アリシアには何かしらの光る
もの"

があるからなのか。

それとも慣れすぎてしまって

"諦めに近いもの"

があるからなのか。


そんな事を考えを巡らせていた
スーザンは、再び溜め息をつい
た。


愛しいものを見つめる、優しい
笑顔とともに。
< 8 / 27 >

この作品をシェア

pagetop