ゲームセット
『へぇ・・これがまゆなんだ・・・』
呟くように言うと、
茜が俺の反応を楽しむように、
「感想は?」
と、聞いてきた。
別に、
期待していたわけじゃないけど、
まゆは、
思っていたよりも可愛かった。
凄く可愛いってわけじゃないけど、
ほどよく垢ぬけている感じで、
俺は、
結構好きだなと思った。
茜もそうだけど、
茜の友達っていうのは、
やたら化粧が濃い。
だけど、
まゆは、
凄く自然な感じがした。
『まぁ、可愛いんじゃない?』
「へぇ、ゆうたがそんなこと言うの珍しいじゃん」
『茜の友達は化粧濃いのが多いからな・・。まゆがギャルじゃなくて安心したよ』
「結構メールしてるんだって?ありがとね。」
『あぁ・・まぁね。』
茜と家に向かって歩きながら、
まゆのことを聞いてみようと思った。
こんな機会じゃないと聞くキッカケもないし…。