ゲームセット
『なんだよいきなり・・。友達になるってどういう意味?』
「意味なんかないよ。ただ友達になって欲しいの!」
茜は、
普段から言うことがぶっ飛んでるけど、
今回はいつもに増してぶっ飛んでる…
友達になってって言われてもさ…
『茜なら知ってると思うんだけど…
俺、今は彼女は作る気ないんだけど。』
「うん!知ってるからゆうたに頼んだの!!」
1人で納得したように笑う茜に、
俺は戸惑うだけだった。
無駄に明るい茜のテンションも、
言ってることの意味も、
さっぱり分からなかった。
茜は、
嫌そうな俺を無視して、
楽しそうにメールを打ちはじめた。