ゲームセット


『あ、茜…、分かってると思うけど、俺部活あるからそんなにメールとかできないよ?』


「そのくらいでちょうどいいよ。」



俺の言葉に、

茜は満足したように笑っていた。





話し終わって、

帰っていく茜の後ろ姿を見ながら、

ふと、

前に茜に話した自分のセリフを思い出していた。





“サッカーは楽しいけど、部活ばっかしててなんか時々、寂しくなる…”



その言葉を、

茜は覚えていたのかな…










茜の姿が見えなくなったのを確認して、

家へ帰った。




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