青い天使
ほっとしたのもつかの間…。前を見ると、




恐い顔で長谷川が睨んでいる。

「…」

私は目を逸らした。


「わりぃ、結葉。葉桜借りるな」


「あっ、うん…」


栞がうなずくと、私の腕をつかんで教室の外へ出た。


「葉桜結菜。だっけ?あんた、天界の住民だろ?」


確信していらっしゃる…。


「天界?なぁに、そこ」


私は





知らない振りをした。


「とぼけたって無駄。あんた腹にアザあるだろ?」


ヤバい…。冷や汗出てきた。


「ないよ」

当に……




ヘビに睨まれたカエルなんですけど…。

バンッ!
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