青い天使
教室に戻ると、栞が待っていた。


「結菜、次移動教室。一緒に行こう」


「うん!ありがとう」



この日のほとんどを、私は栞と一緒にいた。

「結菜、今週の金曜日暇?」


「うん」


突然栞が聞いた。


「クラスでさ、結菜の歓迎会しようって。じゃあ金曜日ね」


栞は笑顔で言った。


「ありがとー。私も早くみんなに馴染みたいなぁー」


「結菜美人だからすぐに人気者だよ」


「ありえない。ってか栞のが美人じゃん」


私は栞と笑いながら帰宅した。
< 12 / 154 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop