青い天使
いつの間にか、お姫様だっこされ、周囲からは、歓声があがっていた。


部屋に着くと、レオ様は私をベットの上に座らせた。


「リオとはもうした?」


「…」


私は顔を真っ赤にして、黙っていた。


「まだなんだ」


レオ様は妖しく笑った。

「どうしてそんなこと聞くの?」


「お嬢様は黙ってて」


レオ様は私の頬に、そっとキスをした。


「…ッ」


「サラ可愛い。初めて?」


「レオ様、やめて下さい」


「ん、優しくする」


やだ…。レオ様はこんな人じゃない。


「やだぁ。匡っ…」
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