青い天使
私が強引に部屋まで連れて行くと、お姉ちゃんが待っていた。


「ちょっと、サエラ、アテナさん。なんのつもりですか?」


「何って、今からドレス着せるんだけど?」

「へっ?」


いつもの間抜けな返事が返ってきた。


「ほら、ちゃっちゃとやるよ!時間ないんだから」


そう言うなり、お姉ちゃんはサラの服を脱がせ、手に持っていた淡い水色のドレスをかぶせた。




ものの5分間の出来事だった。


「ほら、サエラ。あと頼むよ」
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