青い天使
行き着いた先は、






病院の一室だった。

小さな子どもが、病気の母親の側で…泣いてた。


私は窓から入ると子どもに話しかけた。


「どうしたの?」


突然話しかけられたその子は、ビクッとしたが、私の姿を見ると安心したように話した。


「ママが死んじゃう。天使様、お願いします。助けて…」


「泣かないで。




天使はね、人の命を助けることは出来ないの。でもね、



あなたの心が綺麗なら、きっと神様が助けてくださる。だから、強く信じて」

その子は優しく微笑んだ。

「ありがとう。天使様。貴女に言われると、大丈夫な気がする」

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