青い天使
“おっ、珍しいな。これからは気をつけろよ”


そう言った先生の横には…、


彼女がいた。

しかし、先ほど天界から連絡を受けたような長い黒髪出はなく、ショートボブで、澄んだ水色瞳をしていた。


“じゃあ葉桜は長谷川の後ろの席な”


先生に指定され、彼女は俺の後ろの席に座った。


“あんた名前は?”


“葉桜。葉桜結菜”


“そうじゃなくて本名のほう。あんた天界の住民だろ?”


彼女は少し動揺したが、

“秘密”


と言って舌を出して笑った。
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