青い天使
2章
「魔王様」
アテナがどこからともなく現れた。
「神の娘が見つかりました。名は、サラ・カリノア。人間界では、葉桜結菜と名のっています」
「ほう。よくやった、アテナ。その娘は18を迎えたのか?」
「明日18になるようです。あと…、
娘の側には、大天使がおります」
魔王様の表情が急に険しくなった。
「では、明日にでも娘を拐いに行くぞ」
「仰せのままに」
アテナはその赤い瞳を静かに閉じた。
アテナがどこからともなく現れた。
「神の娘が見つかりました。名は、サラ・カリノア。人間界では、葉桜結菜と名のっています」
「ほう。よくやった、アテナ。その娘は18を迎えたのか?」
「明日18になるようです。あと…、
娘の側には、大天使がおります」
魔王様の表情が急に険しくなった。
「では、明日にでも娘を拐いに行くぞ」
「仰せのままに」
アテナはその赤い瞳を静かに閉じた。