青い天使
分からない。




リオ様の心が





読めない…。



「それだけで、ここまで必死に守ると思う?」


分からない。


「…」


「サラ…、









好きだ」


驚いて顔を上げると、私はリオ様に抱きしめられていた。


「リオ様…。本当ですか?」


「私がいつ嘘をついた?」


確かに…。


「サラ、お前はどうなんだ…?」


「私は…、」


しかし、私は恥ずかしくて、何も言えなかった。


「嫌なら拒め」


黙っている私に、リオ様はそっとキスをした。
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