神様を信じる小さないきもの
まゆちゃんを思い出したのは、テレビの名作映画の特集の番組で禁じられた遊びを見た時だった。
あのミッシェルとポレットの二人が動物たちの墓を作る場面。
ああ〜なんか幼い頃同じようにまゆちゃんとよく似た土遊びをしたなと、突然思い出して、細かい事を思い起こさないまま、イメージとして先に甦ったのだった。
その思い出は私にとって、単なるいい思い出ではなく、深く根付き30過ぎた今の自分にも強く影響しているものだったという事を思い出す度に思い知った。
まゆちゃんの言葉が端々に私の記憶の中からかわいい声とともに浮かんでくる。「こわいこととあたたかいことはおんなじだね」
そう、こんな風に不思議な事をぽつりと言う女の子だった。
今でも感性のカケラも無い私はその当時5〜6歳はもちろん彼女の詩的な言葉はあまり理解した風はなかった。
しかし不思議と心に残る言葉だったので今でも鮮やかに思い起こす事ができる。それはいつも、夜中にお腹の赤ちゃんが動いて目が覚めた時や、昼寝で静かな部屋で見つめる天井の木目が嫌な模様に見えた時とか、ふと、不安げな気持ちの状態になった時ばかりよく思い出した。
あのミッシェルとポレットの二人が動物たちの墓を作る場面。
ああ〜なんか幼い頃同じようにまゆちゃんとよく似た土遊びをしたなと、突然思い出して、細かい事を思い起こさないまま、イメージとして先に甦ったのだった。
その思い出は私にとって、単なるいい思い出ではなく、深く根付き30過ぎた今の自分にも強く影響しているものだったという事を思い出す度に思い知った。
まゆちゃんの言葉が端々に私の記憶の中からかわいい声とともに浮かんでくる。「こわいこととあたたかいことはおんなじだね」
そう、こんな風に不思議な事をぽつりと言う女の子だった。
今でも感性のカケラも無い私はその当時5〜6歳はもちろん彼女の詩的な言葉はあまり理解した風はなかった。
しかし不思議と心に残る言葉だったので今でも鮮やかに思い起こす事ができる。それはいつも、夜中にお腹の赤ちゃんが動いて目が覚めた時や、昼寝で静かな部屋で見つめる天井の木目が嫌な模様に見えた時とか、ふと、不安げな気持ちの状態になった時ばかりよく思い出した。