蒼天ノ剣〜空守と蒼姫〜



今だって自由とは言えない。



故郷を離れたわけも、すべて理由がある。



氷悠は空と自分の境遇を重ね心からの思いか、あの男に言われたからなのか、わからないけど無意識に言葉にしていた。






「――オレはお前を連れ出すために来た、ここにいたら駄目だ。

一緒に、ここから逃げよう」






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