蒼天ノ剣〜空守と蒼姫〜
あくまでも氷悠の憶測だが。しかし、腑に落ちない――
初めて会った時は、力の存在は一切感じなかったし、胡散臭い男以外のなにものでもなかった。万が一にも、見落とすなどありえないはず。
「不思議そうだね。でも、いくら考えてもわからないんじゃないかなあ。けど、一つ教えておこうか」
「何を……」
「基本氷悠にしか認識できないから。他の人は見えない、最初から存在してない存在として認識されてる。例え、神様でも認識できないんだよ。でも、俺が認めたら認識できちゃうけどね」
そう男から告げられた直後、突然海がパリーンと割れた皿のようになってしまった。
割れた海から現れたのは、翡翠の空と下に広がる森。
初めて会った時は、力の存在は一切感じなかったし、胡散臭い男以外のなにものでもなかった。万が一にも、見落とすなどありえないはず。
「不思議そうだね。でも、いくら考えてもわからないんじゃないかなあ。けど、一つ教えておこうか」
「何を……」
「基本氷悠にしか認識できないから。他の人は見えない、最初から存在してない存在として認識されてる。例え、神様でも認識できないんだよ。でも、俺が認めたら認識できちゃうけどね」
そう男から告げられた直後、突然海がパリーンと割れた皿のようになってしまった。
割れた海から現れたのは、翡翠の空と下に広がる森。