どっちつかずのキミ。








綾はそれから5分もしない内にやって来た。

「実羽…!いたっ!!」

「綾ぁ゙…!!!」

あたしは綾に飛び付いた。

「…実羽、何があったの?原因は、やっぱり浬クン?」

綾は何となくあたしの様子から大体のことを分かっているようだった。

「そお゙!浬のヤヅが…!!」

あたしは綾にさっき遭った出来事を全て話した。


「――そっかぁ…災難だったね。みうみうは、悪くないよ!!全部浬クンが悪いっ」

綾はあたしの話を全部聞き終わると、そう言って怒った。

「…でしょ゙?も゙〜浬なんでしらないっ!!あんなヤヅは女のこの敵だっ」

あたしは綾が味方になってくれたことで、嬉しくなってついペラペラと舌が滑らかになり力説した。

そして、一人で溜めていたものを全部聞いてもらえたことに、あたしはスッキリして何だか楽になった。







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