どっちつかずのキミ。









「…みうみう、着替え終わった?

早く行こう、もうあたしお腹ペコペコだよー」


「うん!だねー」


着替えを済ませてあたし達は教室に足を向かわせた。

もうお昼も半分を過ぎた所だった。(どんだけ時間掛かってんだよ…←作者)


「あ、待って!綾。

あたし飲み物買いたいー!」

「いーよ♪

買ってきな!」


綾に断りを得てからあたしは慌てて購買にある自販機に向かう。


しかし、その途中…


―わッ!

―きゃッ!


あたしは誰かとぶつかりそうになってしまい、咄嗟に目をつむった。


「何だ、実羽かよ…。

びびったー!前見て歩けよッ」

ポフッと頭を軽く叩かれる。

「浬…」(ドキッ!)

―さっきの今で、何でこいつに会っちゃうの?!


あたしは気まずさを覚えながらそろそろ、と浬を見上げると手に何か持って飲んでいる浬…。








.
< 80 / 110 >

この作品をシェア

pagetop