その扉の向こうには
01.全ての始まり
「オギャァッ…オギャァッ」
「生まれました!!女の子ですっ!!」
「…ハァ…ハァ…名前はー…」
ヒュッ
キンキンキンッ
「やっぱりすごいよー!!朱黐!!」
「…ンなことないって…」
少女の名前はー…朱黐(シュリ)
…忍者、だ。
ちなみに今のはクナイを4本投げて、それ全てを跳ね返したのだ…
「まだまだ…あたしは弱い…もっと強くならなきゃ…」
「そっ…か…でも今日は暗くなってきたしこれで終わり」
「わーったよ、流音」
また、朱黐の修行に付き合ってる少女の名を流音(るね)というー…
しかし…まだ誰も知らない
この世に起こること
すなわち災い…
それは…近い将来に起こること
「…………………」
「お母さんっ!!」
「どうしたの…??朱黐」
「お父さんが死んだって本当!?嘘でしょ!?お母さん…っ」
「お父さん…は…殺されたんだわ…」
「う…嘘…」
「…朱黐…今から真実を教えるからよく聞いときなさい…そして誰にも教えてはいけない」
「し…んじつ??」
「この…実蘭一族のこと…お父さんが殺されたこと…そしてあなたが生まれたこと…真実を知ることが出来ればあなたに足りないものが…戻って来るわ」
「…真実…」
いつかそのチャンスは
必ずやってくる
誰かを守りたいという
気持ちを大切にしなさい
そして…真実を知るために何かをあげなくてはいけない…
その内容は…
「母さんの言葉の続きは何だったんだろう…」
とにかくあたしは帰って寝ることにした
あたしは実蘭朱黐。
実蘭一族の生き残り
ほかは全てを失った
友達なんていない
さっきの流音は
居候してるとこの人
だからどうせあたしを
よく思ってないし
とりあえず忍者について
の説明するから
まず一番里の中でえらい人
里の長を中心に忍者…忍びは成り立ってる