二人で一つ(・・)人(・・)



ホントによかったよ~。




そーっとカーテンをめくる。




「南央……」




南央はすーって寝息をたてて寝ていた。




「疲れてたこと知らなくて、ごめんね…」




ギュッと南央の手を握る。




私の手より一回り大きな南央の手。




「前までは私のほうが身長も高かったのに…」




いつの間に大きくなったんだろう?




ちょっと懐かしく思ってると…。




「由…羽……?」



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