龍の呪印~私の運命~
強制で決定って・・どんだけ!!
「1つ聞いていいですか?」
「何だ?」
「何で私なの?」
「嫌か?」

普通は嫌がるでしょ!いきなり知らない男の人に弟子になれって言われても

「嫌に決まってるでしょ!!」
「あはは。そうだな、俺が強制的に決めた事だしな」

裕一は切なく笑った

「ねぇ、どうしてあなたは切なく笑うの?」
「?」
「あなたの笑顔、見ていて悲しい」
「俺は悲しくもねぇよ」
「いいえ。あなたの心とドラゴンがそう語ってる」
「どう言う意味?」
「なんとなくですよ?なんとなく」
「そうか・・・。」
「もう寝るや・・・おやすみ・・・。」
「おやすみ」

そして瑠奈は眠りについた

「こいつ俺の心を読んだのか?」
(さぁな、俺もさっきから心が見透かされているような違和感だった)
「ウル、お前も感じたか」
(あぁ。お前もそろそろ寝たらどうだ?顔がやつれてるぞ)
「すまない。そうしよう、おやすみ。ウル」
(おやすみ。裕一)

裕一は眼を閉じた

(お主、まだ起きていたのか?)
「えぇ、眠れなくって」
(そうか・・・。)
「あなたも休んだら?明日はうんと飛ぶから」
(そうだな、そうしよう)
「おやすみ」
(おやすみ)

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