K・o・M〜Key of Mind〜
「白城 結月様。」

「…。」

白城 結月[しらじょう ゆうき]
背筋が凍った。
高校生か?冷たい目。
頭がキレそうな男。
なんだか、わからない奴だ。
カチューシャに金髪のような茶髪。ブレザーの制服。両耳のピアスが目立つ。


「海堂 卓人様。」

「はい。」

海堂 卓人[かいどう たかひと] 

三十歳前くらいか?
いかにも、金持ってますって言う感じのスーツに指輪。
こいつも一癖ありそうな奴だ。
身長も高いな。

「緑木 葵様。」

「…はっはい!」

緑木 葵[みどりき あおい]

茶髪のショートパーマ。
オーバーオールが似合う。
ただ、頭足りてるのか?
にこにこしてやがる。
多分、歳は二十歳そこらだな。


「森 拓馬様。」

「はいっ。」

森 拓馬[もり たくま] 

どうみても、小学生か中学生。
このゲームなんなんだ?
こんなチビまで。
バイトにしちゃ怪しすぎる。
髪は黒いショートウルフだな。
怯えてるのがわかりやすいな。


「相川 美里様。」

「はい…。」

相川 美里[あいかわ みさと]
三十代手前の、奥さんだな。
左手の指輪でわかる。
ただ仕事もしてるのか?
スーツだ。
ロングストレートの黒髪と眼鏡がうまくマッチしてる。


「佐藤 洋一様。」

「…あっあぁ。」

人の観察していたから、びっくりしたな。
俺は、佐藤 洋一[さとう よういち]二十四歳らしい。
鏡の見た感じだと、黒のパーマ。まぁまぁの顔立ちか?

まぁ、とりあえず全員の名前と
簡単な情報をメモを残しておいた。

受け取ったパンフレットは、

ゲームの説明書らしい。


その場にいた全員が目を通しはじめた。

ブラックと呼ばれた男は、もうその場にいなかった。
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