FLOWER






「悠平…」



リオの甘えた顔に悠平がすぐに振り向いた。




「…帰りたくない」




とリオが言うと、悠平が地面にうずくまった。














…そんな顔、反則だろ―…











「悠平?」




リオが心配そうに顔を覗いてくる。




「うん…じゃあ、リオん家寄っていい?」




と悠平がニッコリ微笑んで言うと




「うんっ!」






とリオが嬉しそうに頷いた。






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