FLOWER
キッチンに立ち小さく唸る。
「…何作ろー」
ピーマンじゃないもの…
しばらく考えていると
「もう、いいや。オムライスにしよう」
と適当に決めてしまい、さっさと卵を取り出した。
「美味そう…リオって料理するんだ?」
悠平がイスに座りながら、まじまじとオムライスをみつめる。
「むっ…そんなに以外?」
「いやいや、そんなんじゃなくて」
悠平がクスクスと笑いながら手を合わせていた。
「いただきます」
と悠平の笑顔に、リオもつられて微笑んでしまった。